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Sojin Project / Diary 2006-07

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2006/07/03(月)

[ News ]

匿名報道とネット

 梅雨時にしては大阪は長雨がない。が,蒸し暑い。まだ身体が暑さになれていないからか,食欲ももうひとつ湧かない。で,夕食は軽く蕎麦にでもする。近所の妙幸庵は定休なので,御坊庵まで足を延ばして「にしん蕎麦」680円。身欠き鰊は結構好物。味醂干し味が好きなんだな。

 閑話休題。「人の噂も…」でもう「旧聞」になっちゃっているようで,ニュースでも報道されていないようだが,奈良の放火殺人事件。高校生の長男が母と弟妹を死なせてしまったらしい事件。
 被害者の実名を報道すると,容疑者の少年も特定されてしまうためか,新聞やテレビでは,家族全員匿名になっていたようだ。が,ネットでちょっと検索するとその手の個人情報がどんどん見つかる。少年が,×××学園×年×組の誰某だとか,父親の勤務先だとか。父親の勤務先の病院のサイトのページでは顔写真入りで紹介されていた。まあ流石に今そのページを見たら,顔写真も抜かれて,勤務予定表からも名前が消えていたが。
 週刊誌には,少年の複雑な家族関係やら,父親の所業だとかが書きたてられているとか。週刊誌は読んでいないが,ネットを検索すると,結構その内容らしき情報は手に入る。どうも単純な少年犯罪というより,父親の方に非難が集まり出しているようだね。
 と,まあ昔は,新聞が匿名にしちゃうと,近所の人間以外は,詳しいことは分からなかったんだろうけど。今は,何か事件の加害者なり被害者なりになってしまうと,ネットでプライバシーがばら撒かれてしまう世の中になってしまっている。ちょっとヤバイ。

2006/07/04(火)

[ Gourmet ]

カップラーメン「美味辛」

 ツレに「伸びてる。切れ。」と言われたので,知り合いの美容師のやっているサロンで髪をカットして貰う。ちょっとすっきり。
 今日の暑さは昨日までより少しマシか? 晴れて湿度が低いのでしのぎやすい。窓や室内の戸を開け放して風を通す。久しぶりにエアコンを使わなかった。が,シャワーの後はやっぱりちょっと暑いね。エアコンを入れる。

   写真:美味辛@マルちゃん

 近所のコンビニ・ローソンの棚に並んでいたカップ麺。マルちゃん・東洋水産の「美味辛(びみから)醤油とんこつ」。パッケージのデザインがすっきりしていて美味しそうだったので買ってみた。
 フタのコピーにいわく,「醤油・背脂・鶏・豆板醤,この4つの出会いが生んだ,至極のピリ辛スープが決め手。」とある。よほどスープに自信があるのか? それにしても「至極」とは…。「至高」にして「究極」ってこと?(それじゃあ「美味しんぼ」だ。)
 さっそくフタを半分開けてみる。添付の小袋は4つ。粉末スープ・液体スープ・かやく・レトルト調理品。かやくと粉末スープを入れて熱湯4分。あらかじめ暖めておいた液体スープとレトルト調理品を加える。
 レトルトは,チャーシュー(焼豚)と支那竹(メンマ)。焼豚は薄くて大した特徴はない。麺は細麺。歯ごたえがあってこれは美味しい。細麺にスープがうまく絡んでいる。自慢の(?)醤油とんこつスープは,カップラーメンとしてはマシ。塩分が気になるので飲み干しはしなかったが。「かやく」はもう一つだった。
 まあ,焼豚がもう少しインパクトがあればうれしいが,平日の昼食のローテーションに加えてもいいかな,という水準。

2006/07/06(木)

[ Gourmet ]

春巻

   写真:春巻@迎日楽

 録画で見た月曜日の「きっちんぷいぷい」(毎日放送の情報番組「ちちんぷいぷい」のお料理コーナー)。李通發リ・トンファ先生の「春巻き」だった(
レシピ)。コーナーのアシスタントは,局アナの八木早希アナ。白いプリーツスカートにエプロン姿がよく似合っていた。
 で,「春巻が食べた〜い」状態になったので,今日の夕飯は近所の中華「迎日楽えいにちらく」で,春巻(¥840)。番組では白ご飯でいただいていたので,中ライス(¥260)を付ける。ライスにはスープが付いてくるので,「春巻定食」の出来上がり。
 この前,ベトナム料理店「メコン」(6/23参照)で食べた「生春巻」や「揚げ春巻」とはまた違った食感。あまり油っこくなくて,皮はねっとり,具はシャキっとしている。「生」と「揚げ」の中間ぐらい。こういうのが中華か?

2006/07/07(金)

[ Gourmet ]

黒毛和牛すきやき一皿コース

 御堂筋東側,道頓堀の橋のたもとのペンシルビル「グルカスシティ」の7階にある「しゃぶ禅」宗右衛門町店(なんば店)へ「すき焼き」を食べに行く(
ぐるなび)。
 最初奥の席へ案内されたが,チーフらしき人が現れて「この席でよろしいですか? 窓際も御用意できます」というので,道頓堀川が見下ろせる席へ変えて貰う。
 とりあえずのドリンク。私は生ビール。ツレはオリジナル・カクテルの「木苺フィズ」。
 料理はちょっとリッチに「黒毛和牛すきやき一皿コース」¥6,100。「先付/お造り/季節の一品/黒毛和牛すきやき一皿(黒毛和牛リブロース150g・野菜盛り合わせ)/ご飯/香の物/デザート」というコース。ここは「しゃぶしゃぶ食べ放題」がメインの店なので,ワンプレートの料理は名前に「一皿」と付く。「コース」というのは,メイン以外に,お造りなどが付くということ。

   写真:季節の一品@しゃぶ禅

 さて2品から選べる「お通し(先付)」は,鶏のおひたし。次に「季節の一品」。今日はカニだった。冷たいので冷凍? まあフツーの味。

   写真:お造り@しゃぶ禅

 次の「お造り」がなかなか良かった。どのネタも新鮮。特に「貝柱」が美味しかった。生ビールを飲みながらいただく。

   写真:すき焼き@しゃぶ禅

 メインのすき焼き。最初は和服の仲居さんが作ってくれる。これが白ご飯にとてもよく合う。霜降りの黒毛和牛に甘辛くすき焼き味がついて,溶き卵を絡ませて白ご飯といただく。至福の時。ツレがご飯は半分でいいというので,1膳半食べた。この白ご飯の炊き加減が私好みで,米もいいのを使っているらしく,最高。ひさびさに美味しいご飯を食べた。白ご飯の食べ方としては,「すき焼き」がベストのうちの一つだね。
 最後のデザートは柚子味のシャーベット。
 住友VISAの「チェック・アンド・チェック・クラブ」の会員証で2割引になって勘定は二人で11,020円。しゃぶ禅の会員証を出すと,毎回5%付くポイントが3千円分以上貯まっているので,次回お使い下さい,と言われる。

2006/07/09(日)

[ Gourmet ]

ホッケの開き

 『ビッグコミック』の連載「築地魚河岸三代目」。最新号とその前の号は,前後編で「ほっけの干物」の話だった。
 で,近所の居酒屋「竹宗」へ出かけ,「ほっけのひらき」を食べる。昔,礼文島で「ホッケのチャンチャン焼き」というのを食べたことがあるが,あれは結構旨かった。炭火に乗せて,焼けて来て白くなったところから,味噌を乗っけて食べると言うものだった。ホッケを食べるのは,ひょっとしてあれ以来か?

   写真:ホッケのひらき@竹宗 写真:ぶっかけソーメン@竹宗

 大きい。で,大味だが,身離れがよく魚にしては食べやすい。真ん中,背の方が味が濃いかな。周りの腹の方はちょっとカスカスとしている。レモン・醤油・大根おろしでいただく。
 竹宗いわく,このホッケは「シマホッケ」だそうだ。で,ネットでちょっと調べてみた。ホッケには2種あって,「マホッケ」と「シマホッケ(キタノホッケ)」。内地で食べられているのは「縞ほっけ」の方で,大柄で値段が安い。「真ほっけ」は主に北海道で食べられていて,小柄で高いが,こちらの方がオイシイらしい。
 とりあえずのエビスビールの後,芋焼酎「赤霧島」が売り切れていたので,「黒霧島」のお湯割で我慢する。最後の〆は「ぶっかけソーメン」。好物の干し椎茸がたくさん入っているのが嬉しい。本日のお勘定は2,290円。

2006/07/10(月)

[ Gourmet ]

チーズチヂミ

 東心斎橋の「焜炉(こんろ)」で焼肉。最後に食べた「チーズチヂミ」(写真右)。韓国料理店「まだん」で食べたチヂミより薄い。マヨネーズの味が勝っちゃってるかな? おダシでいただく。

   写真:上カルビ+上ハラミ@焜炉 写真:チーズチヂミ@焜炉

 今日のプイプイ(毎日放送の情報番組「ちちんぷいぷい」)。角淳一氏は胆石の手術で入院していたが,無事手術が終わった後,今度は前立腺肥大が見つかったとかで,ついでに手術しようと入院延長だそうだ。まだしばらくは,「生」の角さんは見られないのか?
 八木早希アナのコーナー「ぷいぷい見聞録」。今日は「にんにくおじゃこ」。京都の「二寧坂いちせん」というお店手作りの「にんにく唐がらし入りじゃこ」の紹介。炊きたてご飯に,生卵を割り入れ,「にんにくおじゃこ」をかけて掻き込む。なんとも旨そうだ。お取り寄せできるとか言うことなので,番組の「
今日の問い合わせ先」のウェブページにリンクを貼っておく。

2006/07/12(水)

[ Gourmet ]

かに造り

   写真:ゆでかに@かに道楽 写真:かに造り@かに道楽

 今日の夕飯は道頓堀の「
かに道楽」本店で「かにすき和楽コース」。「前菜」「ゆでかに」「かにみそ」「かに造り」「かにすき」「雑炊」とカニを満喫。やっぱり「かに造り」(写真右)が一番オイシイ食べ方かなぁ。といっても「かに造り」ばかりでは飽きるだろうが。

2006/07/13(木)

[ Gourmet ]

棒棒鶏・水餃子など

 東心斎橋の香港海鮮飲茶樓(
ぐるなび)で夕飯。テーブルが入れ替えられていて,店の様子が少し変わっていた。中国人の女性スタッフもパンツスタイルではなく,チャイナドレス着てるし。
 とりあえず紹興酒を燗して貰って,前菜はピータン。で,二人で適当に料理を注文する。

   写真:棒棒鶏・空心菜・ピータン@香港海鮮飲茶樓 写真:小龍包・カルビ・水餃子@香港海鮮飲茶樓

 写真左は「棒棒鶏(バンバンジー)」「空心菜の炒め物」「ピータン」。写真右は「小籠包(ショーロンポー)」「カルビ」「水餃子」。
 「棒棒鶏」って食べるの初めてだったかなぁ。鶏肉によく味が染みている。「水餃子」と「小龍包」。どちらも中にスープが包まれていて似ているけど,結構違う食感。水餃子は皮が厚い。やっぱり小籠包の方がオイシイか。「カルビ」というのはツレがそう言っていた。正式な料理名は不明。焼肉じゃなくて,骨付き肉を甘辛く煮てある。
 最後のデザートに杏仁豆腐を食べていたとき,鶴田真由のCFを思い出した。フジッコの「アジアンカフェ杏仁豆腐」のテレビCM。あの中国語の台詞「ちんちぃぱ」(?)は,中国人のツレに聞くと,「どうぞ召しあがれ」と言う意味だそうだ。日本語字幕がちゃんと出てるのに分からなかったのか,と突っ込まれる。(フジッコのTVCMライブラリー

2006/07/15(土)

[ Gourmet ]

冷麺

 録画で見ていた火曜日の「きっちんぷいぷい」(毎日放送の情報番組「ちちんぷいぷい」の料理コーナー)。高橋泰松たかはし・たいしょう先生の「冷やし中華定食」だった(
レシピ)。
 で,冷麺が食べたくなって近所の中華「迎日楽えいにちらく」へ行く。「冷麺」といっても焼肉屋で出て来る朝鮮の冷麺のことではない。関西では「冷やし中華」のことを「冷麺」と呼ぶ。

   写真:冷麺(五目冷やし中華)@迎日楽

 「冷麺(五目冷やし中華)」¥940。テーブルに練り辛子があったので,多めに入れる。まずはてっぺんに乗った海老から行く。番組では,鶏のモモ肉でスープを取った後,手でちぎって使っていたが,お店なのでちゃんと鶏は包丁で切ってある。一昨日食べた棒棒鶏と同じ系統の味付け? まあ中華だからなぁ。コンビニの冷やし中華はときどき食べるが,ちゃんとお店で食べるのは,たぶん何年かぶり。やっぱりコンビニ弁当より美味しい。特に麺がいい。

2006/07/17(月)

[ SubCulture ]

ア・シャンリ

 3連休最終日。海の日。この3日間,寝てばかりいた。いい歳なのだが,いくらでも寝れる。で,一日二食。今日の2食目はお好み焼。「いかコーン玉」をアテにビールを飲む。お好み焼屋で「週刊ビッグコミック」の今号(14号)を読んでいると,「築地魚河岸三代目」というマンガで,太刀魚(タチウオ)が夏バテに良いとあった。実家では良く聞いた名前の魚だが,私は食べた記憶がない。うまいんだろうか?

 
2月5月にも書いたけど中国製ドラマ「1メートルの光(一米陽光)」。無料動画サイト GyaO(ギャオ)で再配信中だ。今日は25話・26話と続けて見た。このドラマ。あちこち話が飛ぶので,一度通して見ただけでは良く分からなかった。2度目でやっと鑑賞できたって感じだ。少数民族ナシ族の少女ア・シャンリ(シェン・スーリー)がお気になのだが,彼女,今は上海にいる。上海にいるアシャンリはどうも魅力的ではない。生まれ故郷の麗江(リージャン)ではあんなに生き生きとしているのに。そう見えると言うことはシェン・スーリーの演技が上手いのかなぁ。6話・7話で,ジン・チェンウーやイー・チュアンシアと知合った頃とか,18話・19話あたり,麗江の同心節や湖でのアシャンリは,純朴そうで,かつ生き生きとしていて,とても魅力的だった。

2006/07/18(火)

[ Gourmet ]

初サンマ

   写真:秋刀魚ワタ醤油焼き@竹宗 写真:泡盛「うみそら」@竹宗

 今年初めての秋刀魚。ワタ醤油焼きでいただく。まだあまり脂がのっていない。まあ初物食いということで。
 なんとなく気分で泡盛を飲んでみた。「うみそら」という酒。蒼いボトルがきれいだ。飲んでみると,うーん,こんなものかという味。クセがない。芋焼酎を飲みなれた身にはちょっと物足りないなぁ。

2006/07/22(土)

[ Gourmet ]

鰻丼

   写真:鰻丼@竹宗 写真:芋焼酎「富乃宝山」@竹宗

 オンライン百科事典の「ウィキペディア」によると,今年の土用の丑の日は,7月23日と8月4日の二回あるらしい(
Wikipedia)。
 で,一日早いがウナギを食べることにする。ウナギなら,炭火焼きがおいしい近所の居酒屋「竹宗」だな,とまあこれは飲む口実。酒のアテなら,ウナギの串焼きもいいが,この前,「きっちんぷいぷい」(毎日放送の情報番組「ちちんぷいぷい」の料理コーナー)で作っていた鰻丼が旨そうだったので,今日は鰻丼にする。この鰻丼,ウナギはパリッと焼けているし,下のツユの染みたご飯がまた美味しい。で,満腹。
 後は,焼酎のお湯割りを飲みながら,吉村明美の『のら猫の話』(小学館文庫)を読む。ちょっと芋焼酎の気分だったのだが,お気に入りの「赤霧島」は品切れ。で,「富乃宝山」という酒を試してみる。ずしりと来る味だった。

2006/07/23(日)

[ Gourmet ]

枝豆で生ビール

   写真:枝豆+生ビール@竹宗

 二日続けて「竹宗」。枝豆で生ビールを飲むという定番の組み合わせ。って,こういう単純なこと長いことやってなかったなぁ。いつもエビスビールばかりだから,スーパードライを飲むのも久しぶり。最初の一口,やっぱりウスイ。まあ酔っ払えば同じですが。
 ドイツのビール純粋令(水・麦芽・ホップのみを原料とする)って法律は,非関税障壁だということで,現在は効力を失っているそうだが,私の感覚ではまだ生きている。その伝でいえばスードラは「発泡酒」だな。
 中ジョッキ3杯飲んで気持ちよくほろ酔い。

2006/07/25(火)

[ Subculture ]

吉田基已『水の色 銀の月』1・2巻

   写真:『水と銀』『水の色 銀の月』1・2巻

 吉田基已(よしだもとい)の『水の色 銀の月』の単行本が,1・2巻同時に出ていた。もう2巻分も書いてたっけ?と見てみると,1巻は『水と銀』の再録。でも『水と銀』の最後についていたおまけマンガ6P「バス停まで」は割愛されている。2巻は『水の色 銀の月』の第1話から第5話まで。巻末に吉田基已さんの「キャラクター解説」が付いている。『水と銀』の単行本には「第1巻」となっていたけど,こういう形で出たって事は『水の色 銀の月』が続編ってことなんだ。
 『モーニング』連載で読んだ話ばかりだし,一話完結なんだけど,やっぱりこの話は通しで読まないと,それぞれのキャラクターの関係もわかりづらいし,すっとストーリーが入ってこない。『水と銀』を読んでいたときは,阿藤森くんと桐生星ちゃんが主役だと思っていたんだけど,通して読んでみると,バンド「鉄道詩人会」のメンバーそれぞれのエピソードの積み重ねって感じ。まあ二人がメインなことには違いないけど。

2006/07/26(水)

[ Gourmet ]

エチオピア料理

 変わったものを食べようということで,東心斎橋の「
エチオピア・レストラン&バー アクスム AXUM」へ行く(ぐるなび)。大阪ではここだけらしい(?)。
 大丸の南東角から東へ1ブロック行った,そのちょっと先の左側。ぐるなびの地図のプリントアウトを見ながら「丸清まるせいビル」を探す。奥のエレベータに乗り5階へ。看板の向こうの扉を開くと,それほど広くも狭くもない店内。カウンターが確かにバー風だが,奥のテーブルに案内される。
 壁のタペストリーやポスター,あるいはテーブルはアフリカ風。YAMAHA のスピーカーから流れる音楽もエチオピア音楽なのか? スタッフは,エチオピア人らしき女の人と日本人の女の人。あとでエチオピア人らしき男の人が外から戻ってきた。この人が店長?
 「ドリンクを先に伺います」と聞かれたので,メニューの「アフリカン・ビール」をオーダー。南アフリカ製の「キャッスル・ラガー」だった(写真左)。

   写真:南アフリカのビール「キャッスル・ラガー」@アクスム 写真:「トラディショナル」セット@アクスム

 料理の方は「どうせ食べるならエチオピア人になりきって!」という「トラディショナル」を2人前(写真右)。
 最初にサラダが出て来た。ドレッシングの酸味が強いが,まあフツーの生野菜。
 で,だいぶ待たされてから,2人前がワンプレートで出て来た。大きな一枚のインジェラを下に敷いて,5・6種類の料理が盛り合わせてある。真ん中の料理はゆで卵付きで二人分。で,まわりを一人分ずつ囲っている。いずれの料理も名前不明。「手で食べてね」と言われたが,軟弱にフォークで食べる。写真の左上のパンの籠の巻いたものも「インジェラ」,それと「ダボ」というパン。インジェラはエチオピアの主食らしい。暖かくてしっとりとして,これはいけた。ダボは,ちょっとカスカスとしたパン。インジェラにそれぞれの料理をフォークで乗っけて食べる。どれもスパイシーっていうか,相当に辛い! 辛いインドカレー?って感じのものもあった。真ん中の料理だけは,辛くなかった。とりあえず,アフリカ料理(エチオピア料理)を食べたゾ,って感じ。食後のコーヒーまでのんびりと味わう。
 平日だから,そんなに混んでいなかった。私たち以外は,女性(OL?)のグループが二組だけ。ベトナム料理とかもそうだったが,若い女の人の方が,この手の料理にチャレンジするのか? 男は,食に関しては結構保守的?
 この店,月曜定休で深夜3時までやっているようなので,ミナミで飲んだ後,最後の一杯を飲むバーとしても使えそうだ。
 勘定は,トラディショナル¥2500×2,アフリカ・ビール¥700×2,ウーロン茶¥500。消費税が5%付いて,ぐるなびのクーポンのプリントアウトで10%オフになって,計6,520円。

2006/07/30(日)

[ SubCulture ]

冬目景『幻影博覧会』

写真:冷奴@竹宗
冷奴@竹宗
 夕食は近所の居酒屋「竹宗」。が,夏バテなのか,煙草の吸い過ぎなのか,どうも食欲がない。で,ヱビスビールのアテは,冷奴と枝豆。後で気付いたが,大豆ばっかりだ。

 飲みながら,冬目景(とうめけい)の『幻影博覧会』第1巻(幻冬社コミックス)を読む。大正浪漫探偵小説風マンガといったところか。探偵は「松之宮遥(まつのみやはるか)」というイケメン青年。助手は「高苑真夜(たかぞのまや)」という美少女。彼女には「月等(つぐら)」という用心棒の隻眼の犬が付き従っている。で,大正の街に起こる事件が「松之宮探偵事務所」に持ち込まれて話が始まるというオーソドックスな探偵モノ。冬目景さんのマンガにしてはちょっと軽めかなぁ。というか,オーソドックス過ぎて,「らしく」ない気が少しする。
 真夜の存在は謎めいている。両親は外国に居ると言うが,本当のところはどうかと思わせる。最初の登場からして,松之宮探偵事務所の採用面接に,松之宮の留守中現れるのが,3重にかけた鍵を勝手に開けて事務所の中で待っていた。「用心棒」犬の月等は,いつもは姿がないのに,真夜の危機に疾風のように割って入って来る。「第1巻」とあるから,2巻目以降もあるのだろう。そこで少しずつ謎が明かされていくのか。でも,冬目景さん,遅筆だからなぁ。掲載誌の『コミックバーズ』もいつまでもあるとは限らないし。

2006/07/31(月)

[ Gourmet ]

鱧の湯引き

   写真:鱧の湯引き@竹宗

 祇園祭も天神祭はもう終わったが,関西の夏といえば「鱧(はも)」。というわけで,いつもの居酒屋「竹宗」で,今日のアテは「鱧の湯引き(落とし)」。梅肉でいただく。最近ますますアルコールに弱くなってきたのか,日本酒や焼酎がしんどくなってきた(単に夏バテ?)。で,今日もヱビスビールだけにする。それでも3杯目には酔ったらしい。
 鱧と言えば昔,京都は祇園で,鱧の棒寿司を食べた記憶がある。情報誌か何かで見てのことだったと思うが,まだ二輪や四輪の免許を持っていなかった頃らしく,原付で大阪から京都まで走っていったような気がする。名前も場所も覚えていないが,いかにも京風の造りの店で,出てきたものは,一見,鰻の蒲焼風。でも,食べてみると,さすがに鱧だけにあっさりとしていて,その落差に驚いた。もう一度食べてみたいと思っているのだが,ネットで調べてもその店が見つからない。

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