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Sojin Project / Diary 2005-01

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2005/01/01(土)

[ Misc ]

謹賀新年

 あけましておめでとうございます。
 例年のごとく昼夜逆転のお正月になっています。アニメ版『銀河英雄伝説』DVDを初回から一気視聴していますが,お蔭でビールとワインの消費量が増えているなぁ。まあお正月だから良いとしましょう。
 結局,年末は大掃除せず。正月休みの間になんとかしなければ。

2005/01/02(日)

[ SubCulture ]

アニメ『羊のうた』

 『羊のうた SPECIAL BOX』から,メインのディレクターズ・カット版を視ました。もとのOVAの方は視ていないんですが,なんかやたらテンポが速いですよね。冬目景さんの原作はゆったりとしたペースの語り口なので,戸惑いました。カットバックがやたら多くて,原作知らずに始めて見る人は,最初よく分からないんじゃないかなぁ。私は原作何度も読んでて筋立てが頭に入っているので分かりますが。ひょっとしてこれはディレクターズ・カット版だけかな? OVAではちゃんとストーリー通りの映像なのを切り刻んだのでは? そうだとすると(推測ですが)この企画のもともとのネーミングが「メモリアル・ボックス」だったというのも納得できますね。『羊のうた』の世界が充分に分かっているファン向けの「メモリアル」な企画だと。
 声優のキャスティングがどうのこうのとは,あまり気にしないのですが,一人一人のキャラや全体の印象自体が原作と大きく離れています。まだ実写版の『羊のうた』の方が原作の雰囲気を残していますね。特に(個人的にファンな)八重樫さん。すごく積極的な性格で「う〜ん」です。林原めぐみには,八重樫葉をあてて,綾波の雰囲気でやって欲しかったなぁ。
 と言っても文句じゃなくって,お勧めです。

2005/01/03(月)

[ SubCulture ]

「動漫」

 「銀英伝」の海外サイトをうろうろしていたら,中国語のサイトに。簡体字なので台湾や香港のサイトではなく大陸のサイトらしい。結構充実した内容,って著作権無視しているような気もしますが。
 「動漫」って文脈からすると「アニメ」みたいですね。「逮捕令」が「逮捕しちゃうぞ」で,「櫻花大戦」が「サクラ大戦」なのは分かりますが,「新世紀福音戦士」が「エヴァンゲリオン」とか,よく分からない方が多い。で,中国でも cosplay があるらしい。広州だとか上海だとかで「コミケ」をやってるみたいです。でも中国の小姐がチャイナドレス着るのはコスプレになるの?
※「動」とか「戦」とか,実際には簡体字です。「櫻」は正字だったから,簡体字体がないんでしょうね。ところで「魔●少女櫻」って分かります? 「●」は「上」と「下」が上下にくっついた字です。Web辞書で調べると「カード」という意味の漢字らしい。

2005/01/04(火)

[ Gourmet ]

雑煮

 この正月は「雑煮」を食べる機会がなかったです(涙)。前にも書いたように「雑煮」だとか「腸粉」(※)だとか「プルコギ」だとか,もちもちした食感のものが好物なんですよね。元日に十三辺りの呑み屋に出張れば,いただけたんでしょうが,今年は部屋でおとなしく「銀英伝」見てたしね。ご飯でも,うちの家族は固めが好きなんですが,私だけ柔らか目が好き。お袋いわく「あんたはいつもお婆ちゃんちで食べてたから,口が年寄りの好みになっている」。弟妹もいるんですが,幼い頃,近所にある親父の実家でしょっちゅう飯食ってたのは私一人だけでした。たぶん初孫だったからでしょうね。風呂も祖母に入れられていた(汗)。
 で,家の雑煮の基本は「白味噌仕立て」に「丸もち」でしたね。小学生の頃,東海道新幹線が開業した年の正月に,新幹線に乗るのだけが目的で親父に連れられて,名古屋まで往復した記憶があります。そのとき,時間待ちの新大阪駅の食堂で食べた雑煮が「すまし」だったのに驚いた。だからそれまで「白味噌仕立て」の雑煮しか食べたことがなかったのは確かです。
 高校生ぐらいのときは,元旦は「白味噌仕立て」の雑煮ですが,なぜか2日は「すまし」の雑煮だった。たぶんお袋が新聞の家庭欄でも見て工夫したんでしょう。元日の朝は,家族で新年の挨拶をするなどという習慣のない家庭でしたので,起きるとまず「もち,何個?」と聞かれるのが,ああ正月だなぁ,という言葉でした。
 ここ数年の雑煮は(男やもめなもんで),生味噌タイプのインスタント味噌汁に,電子レンジでチンした丸もちを入れるというのが,定番でした。今年はレンジがないのでそれもできない。
※「腸粉」――香港の定食屋でつまんだ腸粉の食感が忘れられない。具など入っていない「腸粉」そのものだけですが,4色ほどの調味料が仕切られた小皿で出て来て,好みで味を付けて食べました。こちらで食べる腸粉は,海老やら焼豚など入っているが,どうも腸粉自体が水っぽい気がします。

2005/01/06(木)

[ SubCulture ]

神戸みなと揚げ

 今日から「ぷいぷい」(4チャンネルの夕方の情報番組「ちちんぷいぷい」)が,始まった。仕事も含めて正月気分も終わってまたいつもな日常に。
 で,表題,CFの話です。カネテツデリカフーズの「神戸みなと揚げ」という練り物のCFが面白い。ちゃぶ台の前に座ったオバサン。旦那の写真の前にビールとツマミを置いて,「あんたの好きなビールと『神戸みなと揚げ』ですよ」みたいな事を語りかけている。亡くなった亭主を懐かしむ雰囲気。で,一呼吸置いてその旦那が後ろから出てきて「そんな呑み方はやめてくれ」。
 別バージョンでは,その旦那がつまみながら,「むかし新地,今おうち」とつぶやいてます。こっちは韻を踏んでるよね。

2005/01/11(火)

[ Misc ]

冬眠中zzz...

 三が日寝てて,三連休寝てて,と寝てばかりいるので日記に書くようなネタがない。まあ実際には時々目が覚めるわけで,そうするとジャンクフードを食べて,ビールとワインのチャンポンでDVD見て,と極楽のような生活。数十年来の座右の銘:
世の中に寝るより楽はなかりけり 浮世の馬鹿は起きて働く
に忠実な日々ですわ,これが。
 で,DVD。「銀英伝」一気視聴は66話まで終了。でも二十数分×全110話なので,まだ先が長い。レンタルして来た分まで見てしまったので,昨日は内田康夫『箸墓幻想』を読む。毎日新聞日曜版に連載されていたんだけど,まとめて読まないと,と我慢して文庫化を待っていた作品。浅見探偵シリーズは,いつものパターンで安心して読めるのでいい。登場する美人は絶対危ない目に会わないし。(唯一の例外は『金沢殺人事件』)
 という日々が続いたので,さすがに昨日は休肝日。今夜も珍しくまだシラフ。

2005/01/14(金)

[ SubCulture ]

『京都迷宮案内』

 仕事終わってから,日本橋へ出かける。ソフマップ,J&Pテクノランドと K-Books & KingsKing に寄ってお買い物。夕食は例によってシティ南館の「土佐藩」。鯨の竜田揚げをアテに司牡丹をいただく。〆もいつものように一豊寿司。後で戎橋の TSUTAYA へ行ったら,今日は「ケータイ登録会員レンタル半額」の日でちょっと得をする。
 閑話休題。タイトルの『京都迷宮案内』は,朝日放送で木曜8時からやっていたTVドラマです。この時間帯は,京都を舞台にした推理モノをずっとやっているんですが,『京都迷宮案内』は99年から時々放映されて,この前が第7シリーズという人気番組です。実は私は,初回放送で見たり,昼間の再放送を録画してみたりで,ほとんどを見ているというファンなのですよ。橋爪功氏の演技を見るたびに「ああいう風に歳をとりたいなぁ」と「あこがれ(?)」ています。で,昨日は夜,一人でチビチビやりながら,録画してあった11月25日放送分を楽しんだわけです。まだ見ていない回が残っているので,ちょっとずつ惜しみながら見るつもりです。

2005/01/15(土)

[ SubCulture ]

『美しき日々』

 NTTの子会社のポータルサイト goo のWebページで,韓国ドラマの何作品かの初回が無料で見れるんですよね(→
リンク)。で,ちょっと評判を聞いた『美しき日々』の第1話を見てみました。
 うーん。なんというか,最初の方は75年から始まるんですが,日本ならば昭和30年代風? 85年・95年と時代が進んで,やっと現在(2000年)になるとなんとか最近かなぁと言う感じ。でも昔見たような懐かしさも。『冬のソナタ』は「昔の少女漫画みたいだなぁ」とみていたのですが,『美しき日々』は,山口百恵の『赤い…』シリーズだとか,片平なぎさの『白い波紋』・杉浦幸の『ヤヌスの鏡』とか,あの雰囲気ですね。
 チェ・ジウ(崔志宇。中国語だと崔智友)が目当てです。『冬のソナタ』のユジンのイメージ壊されるといやだなぁと思っていたんですが,それなりに「健気」で良いです。初回しかみていないので,先がどうなるか知らないんですが,基本的には,孤児院育ちの姉妹(?)と,成功したレコード会社の社長の「息子」2人の「四角関係」で,ストーリーが進むらしい。でも,チェ・ジウと子供のときの思い出のある「次男」の方が「いいもん」かと思ったら,悪役っぽい「長男」の方が主役みたいですね。ちょっと意外。

2005/01/16(日)

[ SubCulture ]

韓国ドラマ『初恋』

 昨日に引き続き goo で第1話のみ無料で見れる韓国TVドラマの話題です。
 この『初恋』って,戎橋の TSUTAYA の韓流コーナーで,大きなスペースを取ってズラッと並んでいるので,相当な話題作なんだろうなと思っていました。例によってNHKの朝の連続ドラマみたく子供時代の話から始まります。75年頃? って日本なら昭和30年代って雰囲気ですね。今にも小林旭がギター抱えて出て来そう。
 映画館の看板描きの画工がお父さんの一家。お母さんが亡くなって,姉と弟二人の一家4人で,ソウルから,とある地方都市にトラックに乗って引っ越して来ます(都落ち?)。この母親代わりのお姉さんの喋り方が独特で,なかなかいい味出してますね。転居先の家の向かいの闇屋をやっている母とその娘も面白いです。
 絵の上手い中学生?の兄と,成績の良い小学5年生?の弟を中心に話が進みます。弟が転入先のクラスの美少女に「初恋」するみたいですが,その美少女が,父親の雇い主の映画館主のお嬢さんだと分かり,なおかつ兄の方に「ラブ」みたいになって,弟は腐ります。後日高校生になった弟が近所の不良とつるむようになるのは,この辺が遠因かな? まあとにかく絵の上手い兄の方は,真面目で喧嘩も強いと言う設定でカッコいいです。彼が主人公でしょうね。
 第1話は,最後だけ現在になり,兄と美少女は好い仲になっています。で弟(ペ・ヨンジュン)は仲間とバイクを乗り回す不良高校生。チェ・ジウ姫も出てるらしいですが見かけなかった。多分,チョイ役でしょうね。
 ところで,弟が,美少女の前でいい格好をしようと,仮病を使って,兄に宿題のポスターを書いて貰う場面があります。「戦争反対」のポスターらしいが「×月××日を忘れるな!」って,朝鮮戦争のことですよね。

2005/01/18(火)

[ SubCulture ]

映画『羊のうた』

 戎橋の TSUTAYA って,結構大きな店舗なんですよね。24時間・年中無休で営業しているのも便利。5階の書籍売り場も,売れ筋の本が多いけれども,文庫など結構マニアな品揃えがあったりして,「分かっている」スタッフが頑張っているみたいです。で,地元の駅前の TSUTAYA の会員なんだけど,週1ぐらいで,わざわざ地下鉄に乗って難波まで,DVDをレンタルしに出かけています。ついでに普段行かない店に食べにいったりも出来るし。
 と「DVDな日々」を過しているので,最近近所に呑みに出かけていません。まあ毎日,外食は外食なんですが,食事だけ済ませて,風呂入った後,部屋でのんびりビール片手にDVDを見ています。
 昨日見たのは,実写版の『羊のうた』。コミックスは当然揃えてあって,アニメ版は「Special Box」をアマゾンで購入しています。でも,以前ケーブルTVで見た実写版もなかなか良かったので,レンタルして来ました。
 わざわざ見直すぐらいだから実写版も気には入っているんですが,ただ前にも書いたけど一つの映画として出来がいいなぁ,という事で,原作のイメージとはだいぶズレがあります。「八重樫葉」も,主人公「一砂」の育ての親の「江田夫妻」もイメージだいぶ違います。ストーリーも相当脚色されて違っているけど,まあ原作とは別個の作品としては,あれでいいんじゃないかな。ただ「水無瀬医師」だけは,ちょっとあまりにもミスキャスト?って感じで気になります。

2005/01/21(金)

[ SubCulture ]

Re:神戸みなと揚げ

 近所のスーパー・サカエがいつの間にか24時間営業になっている。って気が付いたのは去年の暮れですが。でCFが面白い「神戸みなと揚げ」なるものを食してみようと,出かけました,普段はコンビニしか行かないんですが。
 で,結局入手できず。店員さんに聞いて,その店員さんがわざわざ店の奥まで聞きに行ってくれたんですが,置いてないとの事。っていうか,その前に自分でも見て回りましたが,カネテツデリカフーズの練り製品は他のモノもまったく置いていなかった。ダイエーと喧嘩でもしてるの?>カネテツさん。
 野菜たっぷりの「ビールのおつまみに最適」な練り製品だということで,期待していたのに,残念。で,ネットであちこち調べたのですが,どうもあのCF,「神戸」ということで実は震災10周年にひっかけているのでは?という穿った見方が。そう言われてみると,あの卓袱台の置かれた狭い居間に陰膳,いかにも10年前に自宅もろとも,旦那もなくなってしまった仮暮らしって感じ出てますね。ブラック・ユーモアっていうか,大丈夫なの?って気になってしまいます。どっからかクレーム付いて放送中止なんてないでしょうね? 以前,あのカルビーの藤谷美和子主演の名作CF「小さな親切,大きなお世話」が,どこぞのアホに文句つけられてチョメチョメになったことがありましたが。まあ,このCMは近畿圏限定みたいな雰囲気だし,関西人にはそんな「しょうもない」クレームつける「バカ」はいないと思いますので,大丈夫だとは思いますが。でも関東とかの地方でも放送していたらやばいかも。

2005/01/25(火)

[ Misc ]

DVDな日々,ちょっと中断

 最近あまり呑みに行っていない。順に洋食屋でハンバーグ定食,お好み焼き屋でチーズモダン,昨日は中華丼+餃子,今日は蕎麦屋で唐揚げ定食。今まで夕食は,飲み屋でせいぜいアテに造りの一皿という私には,えらく健康的な食生活である(世間の「健康的」の基準からはまだ外れていると思うが)。
 で,帰ってくれば風呂に入ってから,ビール片手にDVD鑑賞。「銀英伝」一気鑑賞は,途中の巻をどなたかが借り出しているのでしばし中断中。そのかわりに「めぞん一刻」を一日4話(DVD1巻)ずつ見ている。  が,今日はそのペースが崩れてしまった。夕食後,風呂でも入るかと思っていたら,近所の呑み仲間からケータイで呼び出し。11時前に再帰宅となる。日記でも書いて少し酒を抜かないと浴槽の中で浮いてしまうよね。

2005/01/27(木)

[ Misc ]

宅配便待ち

 昨日今日と続けて宅配便が来る。昨日は郵便局で,今日は佐川急便。来るのはたいてい昼間で当然留守なので,仕事から帰って来て,夕刊を取るためにポストを開けると「不在連絡表」が,入っている。で,電話で連絡をして夜もって来て貰うことに。で,その時間帯,部屋で待機していなければならない。まあその時間にDVD見たり,日記書いたり出来るのだが。
 今日は,ちょっと呑みたい気分で帰ってきたのだが,行きつけの居酒屋は定休日。一昨日呼び出された別の店は,よく知っている店なのだが,一人では行ったことがない。照明が暗いし,どうも文庫本読みながら呑む雰囲気の店ではない。「トンペイ焼」はなかなか良かったのだが。で,近所の蕎麦屋で定食。帰ってくると,留守の間に宅配便が来ていたので,待機中と言う訳だ。

2005/01/28(金)

[ Computer ]

アマゾンのマーケットプレイス

 アマゾン www.amazon.co.jp で古本を買うのは結構手軽で便利です。マーケットプレイスで1冊単位で古本を買うと,たいてい集合ポストに放り込んでおいてくれるので,わざわざ在宅したり判子持って受けとったりしなくてすむ。
 今日も一冊来ていました。ところで来た本,古本にしては結構美本でよかったのですが,裏の見返しの辺りに,よく古本屋でやっているように,「600」と鉛筆書きしてある。えぇ? マーケットプレイスで880+送料340だったゾ。
 まあ,アマゾンで古本探すのは「どうしてもその本が欲しい」からだし,街の古本屋を何軒回っても入手できそうにない本なので,納得の値段なんですが,ね。

2005/01/29(土)

[ Gourmet ]

オムライス

 ミナミへ出かける。まず日本橋。ソフマップでDVDケース。「まんだらけ」と「わんだーらんど」でマンガ本を購入。冬目景さんの『幻影博覧会』第1巻が出ていた。
 で,夕食。なんばパークスへ行ってみる。6階の「ポムの樹」で「帆立とほうれん草のクリームソース・オムライス」を食べる。pomme de terre とか pomme d'amour とかあるから「リンゴの木」って店名だよね? ここはSS・S・M・Lとサイズが選べるのだが,お腹が空いていたので,メニューいわく「今日は食べるぞー,と言う日の」Mサイズにする。結構なボリュームで,なんとか食べ切る。Sサイズで充分でした。でもプックリ帆立が3つも乗っていて美味しかった。洋食屋のオムライスといえば,中身はチキンライスが定番みたいだったが,今日のは,バターライス。少しお米が硬くてパサパサ。これでフツーなのかも知れないが,私的にはもっとふっくらしたほうが好きです。オムライスはクリームソースのモノが好きだが,これは,昔「ロムレット」で,中のライスまでソースでまぶしてあるものを食べて凄く美味しかったという記憶があるから。でも,そのライスは幻でそれからも「ロムレット」へたまに行くが見かけない。
 食後,コーヒーを頼んで,ゆっくり文庫本を読む。沢木耕太郎の『深夜特急』第1巻の読み始め。この手の貧乏放浪記は,結構好き。大昔の小田実の『なんでも見てやろう』あたりが元祖か? 4年行けばいい大学を6年行っても卒業できそうにないとき,除籍になったら,30歳まで世界中をうろうろしてやろうと思っていた。残念ながら,就職活動などまったくせずに,試しに受けてみただけの採用試験に合格してしまって,足りない単位も追加のレポートで貰って無理やり卒業させられたので,その夢はかなわず。そのまま飽きもせず20年以上働き続けている。最初は暫く働いたら,大学戻るつもりで引越しせずにいたが,戻りもしないで住所だけは未だに大学のそば。
 食後,TSUTAYA EBISUBASHI へ。今週末から来週末まで TSUTAYA は「ケータイ会員・レンタル半額キャンペーン中」ということで,「銀河英雄伝説」と「めぞん一刻」とをあわせてDVD11枚レンタルしてくる。これで,両シリーズとも全話見終わることになる。

2005/01/30(日)

[ SubCulture ]

乙一『失踪HOLIDAY』(角川スニーカー文庫)

 この人の名前だけは知っていたんですけどね。戎橋の TSUTAYA の書籍売り場でPOP付けて並べてあったので,買って来ました。いいですねぇ。また一人,作者名見ただけで読んでしまう本が増えました。
 短編の「しあわせは子猫のかたち」と中篇の表題作「失踪HOLIDAY」の2作が載っています。まったく作品傾向を知らないで読んだのですが,どちらもミステリー風の味付けがなされています。「しあわせ…」は,幽霊となった前の住人とのほんわか日常かと読んでいたら,最後に二つの事件を解決してしまった。途中までまったく犯人探しのストーリーだとは気付きませんでした。「失踪…」の方も,14歳の家出話だとばかり思って安心して読んでいたら最後で謎解き。でもどちらも「癒し系」で気軽に読めます。

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